エローナ描き終えて。(ネタバレあり)
終わりましたねー。
本当ならもう少し早く完結していたのに、のびのびになってしまって申し訳ありません。
待ってくださった読者の方々と編集さんに謝罪と感謝を。
そんな訳でエローナを振り返ってみようかと思います。
バリバリネタバレするので、最終話をまだ見てない方は、
読んでからにしていただけると幸いです。
以前にもお話しましたが、
元々は三話で終わる予定だったのが六話になり最終的に七話になりました。
ここまで壮大な話になるとはw
二話か三話の段階で続きを、となった際に七話のオチは決めていて(細かい演出は未定でしたが)
でも一話以降驚くほど感想をいただき、中にはハッピーエンドを望む声もチラホラ。
正直ちょっと揺れました。
自分でもキャラに感情移入してて、幸せにしてあげたい気持ちもあり。
でもここから無理にハッピーエンドに舵を切るのは物語に不誠実だと。
載ってる雑誌の傾向的にもね…?w
なので当初の予定通りのオチへと進んでいきました。
存外、エロ以外にもシナリオ部分を楽しみにしてくれてる方も多かったようで、
ハッピーかバッドかを尋ねられる方もいましたが、伏せさせていただきました。
引っ張ってしまってごめんね。
ただこのオチがバッドエンドか?と言われれば、どうなんだろうと。
クラウディアさんは幸せ絶頂ではあるので一概には言えない…よ…ね?
うん!そうだそうだ!
という訳で一話から順に振り返えるのです。
●1話
NTRもので!とご依頼いただき初めに送ったアイディアは、
ヒロインは王女様で、他国に侵略され、敵の王に犯され、絶頂する度に●●●●●●るという…。
ヒロインを戦える存在に、という事で女騎士になりそれ様にシナリオを組み直しましたが、
多分担当さんはドン引きだったのではないでしょうかw
機会があれば同人とかで描いてみたいので、ここでは伏せておきます。
初期案のヒロイン王女様とメイドさん。
こんな感じ。
ただ絶頂にリスクがある、というのは面白いアイディアだと思ったので、
色々考え、失うものを「記憶」にしてみました。
これなら女騎士が簡単に快楽に流されることなく、必至に抵抗する理由にもなるだろうし、
弱体化し精神的に追い詰まっていく様がエロを引き立ててくれるだろうと
快楽か、大切な記憶か?で葛藤する様がドラマになるかなと。
思ったより受けたようで、悩んだ甲斐もあったと言うものですね。
クラウディアさんの初期案。
今より大人っぽい感じでした。
なんか色々あって今の形に。
ヒロインのクラウディアさんのキャラは、とにかく
「強くてかっこよくて美しい女性」を目指しました。
犯されるのを前提にはしないようにしたので、鎧姿はあまりエロくないですねw
そんな感じでクラウディアの設定を詰めて行く過程で、
相手はいやらしい大臣とかにするか?など案にありましたが、
ここは王道のオークが良いだろうと。
ただそうなると、強い女騎士を手篭めにするオークってなんぞや?と。
簡単にオークにやられるような女騎士じゃなーと。
女騎士は何より強く気高く美しくあらねばならないと。
そうあればあるほど、堕ちた時のカタルシスは大きくなるので。
そんな存在に勝つには、と考えた結果、
知的なオークのゲルドさんになったという感じですね。
彼を描く上で気をつけていたのは、
冷徹ではあるが無意味に残酷ではない様にしました。
分かりやすい悪役ムーヴのために、捕虜や部下を傷つけたりするのは、なしにしようと。
読者もそういった悪役には飽き飽きしてると思ったので。
そんなボスは部下も付いて行きたくないだろうしw
目的の為に合理的に動くのが知的に見えるだろうと
でもオークらしい粗暴さもないとイカンので、バランスが難しかったです。
一点だけ心残りがあるとすれば、折角声だけ聞けると言う状況を、
あれ以降上手く使えなかったことが残念ですね。
メインの流れにページを取られ色々細かいことが描けなかったなーと。
●2話
淫紋のギミックが一番光った回かもw
強かった女騎士が技術を失い、乳を丸出しで無策に剣を振る様は最高にエロいだろうと。
食事しながらセックスしたり、部下を思いやるゲルドさんが描けたり、複数人プレイとか、
放●とか…。
割とこの作品でしたかったことが、かなり詰まった回だったと思います。
最後の放●は当初全裸の予定でしたが、待て待て、女騎士やぞ!鎧つけねばと割と直前で修正した記憶があります。多分正解だったと自負できる数少ない場面ですw
にしてもなんと言う文化か!
こんな文化はない!とオークの人権団体から訴えられるかも…。
思い返せば、その後おもらし系のイラストの依頼が来たのは、これのせいだったのだろうか?w
●3話
ここでENDなら良く描けた回だったのですが、
後々ちょっと失敗したなーと、思い返す回でもあります。
もっとちゃんと「記憶を失ったので自分の立場が曖昧で快楽に流されていった」
という感じを描くべきだったかもと。
何もかも描きすぎたかも知れないなーと、今でもちょっと思っています。
でもその方がエロいしなーと、未だに判断の難しい回ですね…(-_-;)
●4話
当初は6話と7話のエピを足した感じにして、ここでENDにする案もありましたが、
まあ収まる訳ないわなーとw
担当さんから、「大臣との決着をつけては?」と頂いたアイディアを使わせてもらったお話。
この辺りからシナリオの展開も必要になり、エロとのバランスが難しくなってきましたね
そのため、大分説明不足が目立ち始めてしまい、申し訳ない(-_-;)
ゲルドさんがクラウディアさんを派遣したのは、人間だからというのもありますが、
クラウディアさんが妊娠したからというのもあります。
大臣との間に子供ができてはたまりませんのでw
この時のクラウディアさんことエローナさんは、記憶を失っていますが、
知識としてかつての自分を聞かされており、その様に振る舞ってるだけだったりします。
大臣はそれを知らず「女なんてセックスで服従させればちょろいわw」と油断してる訳ですが、
まさか、記憶を消され完全に奴隷になってるとは思いもよらず。
なので最後のセリフの「オークに国を譲るとか、最低限人間の尊厳はどーしたのよ!?」と
人としての倫理理性に訴えてるわけですが…無駄無駄でございました。
そんな感じで、人類の至宝であるクラウディアさんがオークに寝取られる感を出してみました。
ぶっちゃけ人の歴史が不味いことになったのは、こいつが大戦犯ですね。困ったものだ。
当初大臣のデザインはもう少し骨太だったのですが、
ゲルドさんとかぶるじゃん!と痩せ型の神経質で嫌味の強そうな感じに変えました。
この方が小悪党感が出て良かったかなと思います。
クラウディアの鎧は、FGOなどのアルトリア・オルタなど参考にさせていただきました。
邪悪でエロそうな感じに描けたかなと。
続編あればまた出したいですね。
右から、三話終わりのスケベ衣装と、4話の鎧。んで最後の女王衣装。
●5話
大体予定通りに展開していったのですが、
そのなかで唯一予定外だったのはこの5話。
当初は4話で王都が落ち、5話は奪還した後から始まる…
つまり実際の6話の内容にするつもりでした。
エロマンガで奪還戦描いてもしゃーないわwと思ってましたが、
「アクレくんがクラウディアさん犯されてるところを、見せつけられるシーンがみたい!」
と意見いただきまして、そう言えばないな、と。
オチでも直接見るのは最後だけだし、NTRものとしてちょっと物足りないかもと思ったのと、
同時に、正気に返ったクラウディアさんが、魔改造された自分の姿を見て絶望するシーンが描きたくなり、いい感じにまぜこぜしようと急遽5話のエピソードを挿入することに。
戦闘シーンをできるだけ短くするのに苦戦しましたが、
結果としてゲルドさんがあっさり王都を取り返されたわけじゃないよと、
彼の策略家な一面が描けたかな?と思っております。
戦術的な部分は散々悩みました。
銀英伝とかアルスラーンが好きなだけで、知識がなく、
(自分が唯一知ってる戦術は「釣り野伏」だけで、
一話でゲルドさんがつかったのはそれでしたw)
無い知恵振り絞って考えたのは以下の戦術。
人間側の作戦としては
王都の結界を破るための結界を攻める。
好戦的なオーク達は、自分の持ち場の結界から責められてる箇所に人員を回しす。
手薄になった場所があれば別働隊(サヴィーナ騎士団)が攻める。
と言うのを基本的な作戦として、それをゲルドが読むだろうと。
他所の結界からではなく、王都側から人員を回すので、
王都の守りが薄くなるところを暗殺する
もし読まれなければ当初の予定通り
別働隊に結界を落とさせる
どっちに転んでも良いように作戦を立ててた感じですね
暗殺に関してはアレクから意見してます。
基本彼らが危険なのはゲルドさんがいるからで、
頭を潰せばただのオークの一団に過ぎず驚異は薄いと。
アレクの暗殺が失敗しても、兵を一人失うだけなので、
ローリスク、ハイリターンと踏んでエドワード王子は許可しました。
初撃に失敗したアレクが伝令を斬ったのは、
部下のオーク達が伝令のないのにしびれを切らして勝手に動き、
最初の計画が上手く機能するように補強した、という感じですね。
穴があるかもですが、精一杯考えた自分の限界ですw
…とまあこんなことを描いても
全ッ然エロくないのでカット!
となったわけですw
●6話
4話でも書きましたが、
6話と7話をひとまとめにしよう。
そう考えてた時期が俺にもありました。
何という無謀!
早々に諦めて正解だった。
どころか大分ツメツメでも大変だった。
ちょっと削ったエピとかもあったけど、描いてるとキリがないので。
省略するのも漫画かなーと…。
ネタは別のところで使えば良いしね。
この辺りからまとめるのに尋常じゃなくひーひー言い始めた頃でしたw
この回はラストとのギャップのため、冒頭のクラウディアをとにかくキレイに清楚に描こうと心がけました。
●7話
時系列がややこしくて申し訳ない(-_-;)
NTRの最終回の王道はビデオレターだ!
けど、ファンタジーなので、手紙にしました。
これなら寝取られるアレク君の視点で、かつクラウディアさんの心情も同時にかけて、
いい感じだなと個人的には満足してるんですが、
見方を変えればどちらも半々の中途半端とも言えるので、
読者さん的にはどうなのかな…と正直心配。
次回に引っ張れば、足りない部分を次で補う等できますが、
最終回だからもう取り繕えないのでその分色々迷いました(-_-;)
後からミスったなーと思ったのが2点。
ゲルドさんの目的の部分は、ちょっと失敗したなーと
もう少し前にそれらしいことを匂わす発言させとくべきだったと。
伏線の貼り方が甘かったと反省。
もう一点は、生まれてくる子供。
素直にオークにするべきだったかも…と。
この世界の設定として、
昔はエルフ種が世界を支配していて、
堕落した一部のエルフが変異してオークやゴブリンの祖になった。
という感じだったので、先祖返り的な意味で
生まれたのはダークエルフに…という感じになりましたが…。
醜いオークを産ませた方がエロかったかも…どうだろう…?
でもゲルドさんの目的がスーパーオーク人作成だったので、
生まれたのが普通のオークじゃないほうが、絵的には分かりやすいのではとか。
それに醜いオークを産む場合、ヒロインが嫌がってる方が引き立つと思うので、
その点でもクラウディアさんは嫌がってないのであまり効果的でもないだろうと。
そんなこんなで、ああなった訳ですが、醜いオークを産むのを期待していた方は申し訳ありませんでしたm(_ _)m
まああれはレアな成功例で、今後当然ただのオークの子もたくさん産むのですがw
●まとめ
全体の構想としては1~5話で落として、6話で上げて、最後でもう一度落とす
という感じの構成になっております。
堕ち続けるよりも一旦上げたほうが、より堕ちた時の落差が効くと言う観点から。
6話で一度上げたためか、ハッピーエンドを望む方には
期待させてしまったようで申し訳ないです(-_-;)
ハッピーエンドにするにはどうすれば良かったでしょうかね?
罠にかかった時クラウディアさんは、みんなを見捨てて逃げる方が、
大局でみれば正解だったかもしれないですね。
ゲルドさんの性格的に騎士団は人質として利用するので、殺される可能性は低く、
逃げて国を取り戻し、改めて軍を派遣できれば良かったのですが、
そんなの分かるわけないですしね(-_-;)
彼女はどんなに強くても、いち騎士でしかなく、
戦術的に負けなくとも戦略的に上回るタイプのゲルドさんには、
そのへんで勝てなかった感じでしょうか…。
仮に逃げる判断をするようならヒロインとしての魅力は下がる気もしますし…
なによりエロい展開にならないッッッ!
エロを入れつつハッピーエンドに持っていくのは、なかなか難しいですね(-_-;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな感じで完結となったエローナですが、
思った以上に反響があるようなので、このまま終わらしても勿体無いかもなー、
でも続編のアイディアないしなー、とか思っていたのですが…
出たわアイディアw
思いついた以上描きたくなるのが作家の性。
もし可能なら続編もと考えています。
(まあこのネタにOKでるかわかりませんが(-_-;))
が仮に描くとして、すぐ描くかというと悩みどころ。
できれば間に2、3本別のを描きたいなと。
描きたいネタが結構溜まってるのと、
宙ぶらりんになってる前に描いた3本を単行本に収めた本を出せればと思っていますが…。
…ただ内二本が百合ネタなので、一冊にまとめて良いのかな…?とも。
百合好きの方にとっては他の話がきつい場合もあるでしょうし、どうしたものか
百合だけでまとめるとなると…本になるの何年後になるんだろ?って感じですし(-_-;)
でも読者的にはすぐ続きが読みたいとかもあるだろうし…
悩ましい!
一本くらいクッションとして描くのはありだろうけど
本にするには圧倒的に足りないし
あー
うー…
そもそもまだ続編の練りが甘いし…
むーん…
とりあえず単行本作業ですね。
オマケも描きたいと思いますので、まずはそれを練ります。
どうぞお楽しみに!
本当ならもう少し早く完結していたのに、のびのびになってしまって申し訳ありません。
待ってくださった読者の方々と編集さんに謝罪と感謝を。
そんな訳でエローナを振り返ってみようかと思います。
バリバリネタバレするので、最終話をまだ見てない方は、
読んでからにしていただけると幸いです。
以前にもお話しましたが、
元々は三話で終わる予定だったのが六話になり最終的に七話になりました。
ここまで壮大な話になるとはw
二話か三話の段階で続きを、となった際に七話のオチは決めていて(細かい演出は未定でしたが)
でも一話以降驚くほど感想をいただき、中にはハッピーエンドを望む声もチラホラ。
正直ちょっと揺れました。
自分でもキャラに感情移入してて、幸せにしてあげたい気持ちもあり。
でもここから無理にハッピーエンドに舵を切るのは物語に不誠実だと。
載ってる雑誌の傾向的にもね…?w
なので当初の予定通りのオチへと進んでいきました。
存外、エロ以外にもシナリオ部分を楽しみにしてくれてる方も多かったようで、
ハッピーかバッドかを尋ねられる方もいましたが、伏せさせていただきました。
引っ張ってしまってごめんね。
ただこのオチがバッドエンドか?と言われれば、どうなんだろうと。
クラウディアさんは幸せ絶頂ではあるので一概には言えない…よ…ね?
うん!そうだそうだ!
という訳で一話から順に振り返えるのです。
●1話
NTRもので!とご依頼いただき初めに送ったアイディアは、
ヒロインは王女様で、他国に侵略され、敵の王に犯され、絶頂する度に●●●●●●るという…。
ヒロインを戦える存在に、という事で女騎士になりそれ様にシナリオを組み直しましたが、
多分担当さんはドン引きだったのではないでしょうかw
機会があれば同人とかで描いてみたいので、ここでは伏せておきます。
初期案のヒロイン王女様とメイドさん。
こんな感じ。
ただ絶頂にリスクがある、というのは面白いアイディアだと思ったので、
色々考え、失うものを「記憶」にしてみました。
これなら女騎士が簡単に快楽に流されることなく、必至に抵抗する理由にもなるだろうし、
弱体化し精神的に追い詰まっていく様がエロを引き立ててくれるだろうと
快楽か、大切な記憶か?で葛藤する様がドラマになるかなと。
思ったより受けたようで、悩んだ甲斐もあったと言うものですね。
クラウディアさんの初期案。
今より大人っぽい感じでした。
なんか色々あって今の形に。
ヒロインのクラウディアさんのキャラは、とにかく
「強くてかっこよくて美しい女性」を目指しました。
犯されるのを前提にはしないようにしたので、鎧姿はあまりエロくないですねw
そんな感じでクラウディアの設定を詰めて行く過程で、
相手はいやらしい大臣とかにするか?など案にありましたが、
ここは王道のオークが良いだろうと。
ただそうなると、強い女騎士を手篭めにするオークってなんぞや?と。
簡単にオークにやられるような女騎士じゃなーと。
女騎士は何より強く気高く美しくあらねばならないと。
そうあればあるほど、堕ちた時のカタルシスは大きくなるので。
そんな存在に勝つには、と考えた結果、
知的なオークのゲルドさんになったという感じですね。
彼を描く上で気をつけていたのは、
冷徹ではあるが無意味に残酷ではない様にしました。
分かりやすい悪役ムーヴのために、捕虜や部下を傷つけたりするのは、なしにしようと。
読者もそういった悪役には飽き飽きしてると思ったので。
そんなボスは部下も付いて行きたくないだろうしw
目的の為に合理的に動くのが知的に見えるだろうと
でもオークらしい粗暴さもないとイカンので、バランスが難しかったです。
一点だけ心残りがあるとすれば、折角声だけ聞けると言う状況を、
あれ以降上手く使えなかったことが残念ですね。
メインの流れにページを取られ色々細かいことが描けなかったなーと。
●2話
淫紋のギミックが一番光った回かもw
強かった女騎士が技術を失い、乳を丸出しで無策に剣を振る様は最高にエロいだろうと。
食事しながらセックスしたり、部下を思いやるゲルドさんが描けたり、複数人プレイとか、
放●とか…。
割とこの作品でしたかったことが、かなり詰まった回だったと思います。
最後の放●は当初全裸の予定でしたが、待て待て、女騎士やぞ!鎧つけねばと割と直前で修正した記憶があります。多分正解だったと自負できる数少ない場面ですw
にしてもなんと言う文化か!
こんな文化はない!とオークの人権団体から訴えられるかも…。
思い返せば、その後おもらし系のイラストの依頼が来たのは、これのせいだったのだろうか?w
●3話
ここでENDなら良く描けた回だったのですが、
後々ちょっと失敗したなーと、思い返す回でもあります。
もっとちゃんと「記憶を失ったので自分の立場が曖昧で快楽に流されていった」
という感じを描くべきだったかもと。
何もかも描きすぎたかも知れないなーと、今でもちょっと思っています。
でもその方がエロいしなーと、未だに判断の難しい回ですね…(-_-;)
●4話
当初は6話と7話のエピを足した感じにして、ここでENDにする案もありましたが、
まあ収まる訳ないわなーとw
担当さんから、「大臣との決着をつけては?」と頂いたアイディアを使わせてもらったお話。
この辺りからシナリオの展開も必要になり、エロとのバランスが難しくなってきましたね
そのため、大分説明不足が目立ち始めてしまい、申し訳ない(-_-;)
ゲルドさんがクラウディアさんを派遣したのは、人間だからというのもありますが、
クラウディアさんが妊娠したからというのもあります。
大臣との間に子供ができてはたまりませんのでw
この時のクラウディアさんことエローナさんは、記憶を失っていますが、
知識としてかつての自分を聞かされており、その様に振る舞ってるだけだったりします。
大臣はそれを知らず「女なんてセックスで服従させればちょろいわw」と油断してる訳ですが、
まさか、記憶を消され完全に奴隷になってるとは思いもよらず。
なので最後のセリフの「オークに国を譲るとか、最低限人間の尊厳はどーしたのよ!?」と
人としての倫理理性に訴えてるわけですが…無駄無駄でございました。
そんな感じで、人類の至宝であるクラウディアさんがオークに寝取られる感を出してみました。
ぶっちゃけ人の歴史が不味いことになったのは、こいつが大戦犯ですね。困ったものだ。
当初大臣のデザインはもう少し骨太だったのですが、
ゲルドさんとかぶるじゃん!と痩せ型の神経質で嫌味の強そうな感じに変えました。
この方が小悪党感が出て良かったかなと思います。
クラウディアの鎧は、FGOなどのアルトリア・オルタなど参考にさせていただきました。
邪悪でエロそうな感じに描けたかなと。
続編あればまた出したいですね。
右から、三話終わりのスケベ衣装と、4話の鎧。んで最後の女王衣装。
●5話
大体予定通りに展開していったのですが、
そのなかで唯一予定外だったのはこの5話。
当初は4話で王都が落ち、5話は奪還した後から始まる…
つまり実際の6話の内容にするつもりでした。
エロマンガで奪還戦描いてもしゃーないわwと思ってましたが、
「アクレくんがクラウディアさん犯されてるところを、見せつけられるシーンがみたい!」
と意見いただきまして、そう言えばないな、と。
オチでも直接見るのは最後だけだし、NTRものとしてちょっと物足りないかもと思ったのと、
同時に、正気に返ったクラウディアさんが、魔改造された自分の姿を見て絶望するシーンが描きたくなり、いい感じにまぜこぜしようと急遽5話のエピソードを挿入することに。
戦闘シーンをできるだけ短くするのに苦戦しましたが、
結果としてゲルドさんがあっさり王都を取り返されたわけじゃないよと、
彼の策略家な一面が描けたかな?と思っております。
戦術的な部分は散々悩みました。
銀英伝とかアルスラーンが好きなだけで、知識がなく、
(自分が唯一知ってる戦術は「釣り野伏」だけで、
一話でゲルドさんがつかったのはそれでしたw)
無い知恵振り絞って考えたのは以下の戦術。
人間側の作戦としては
王都の結界を破るための結界を攻める。
好戦的なオーク達は、自分の持ち場の結界から責められてる箇所に人員を回しす。
手薄になった場所があれば別働隊(サヴィーナ騎士団)が攻める。
と言うのを基本的な作戦として、それをゲルドが読むだろうと。
他所の結界からではなく、王都側から人員を回すので、
王都の守りが薄くなるところを暗殺する
もし読まれなければ当初の予定通り
別働隊に結界を落とさせる
どっちに転んでも良いように作戦を立ててた感じですね
暗殺に関してはアレクから意見してます。
基本彼らが危険なのはゲルドさんがいるからで、
頭を潰せばただのオークの一団に過ぎず驚異は薄いと。
アレクの暗殺が失敗しても、兵を一人失うだけなので、
ローリスク、ハイリターンと踏んでエドワード王子は許可しました。
初撃に失敗したアレクが伝令を斬ったのは、
部下のオーク達が伝令のないのにしびれを切らして勝手に動き、
最初の計画が上手く機能するように補強した、という感じですね。
穴があるかもですが、精一杯考えた自分の限界ですw
…とまあこんなことを描いても
全ッ然エロくないのでカット!
となったわけですw
●6話
4話でも書きましたが、
6話と7話をひとまとめにしよう。
そう考えてた時期が俺にもありました。
何という無謀!
早々に諦めて正解だった。
どころか大分ツメツメでも大変だった。
ちょっと削ったエピとかもあったけど、描いてるとキリがないので。
省略するのも漫画かなーと…。
ネタは別のところで使えば良いしね。
この辺りからまとめるのに尋常じゃなくひーひー言い始めた頃でしたw
この回はラストとのギャップのため、冒頭のクラウディアをとにかくキレイに清楚に描こうと心がけました。
●7話
時系列がややこしくて申し訳ない(-_-;)
NTRの最終回の王道はビデオレターだ!
けど、ファンタジーなので、手紙にしました。
これなら寝取られるアレク君の視点で、かつクラウディアさんの心情も同時にかけて、
いい感じだなと個人的には満足してるんですが、
見方を変えればどちらも半々の中途半端とも言えるので、
読者さん的にはどうなのかな…と正直心配。
次回に引っ張れば、足りない部分を次で補う等できますが、
最終回だからもう取り繕えないのでその分色々迷いました(-_-;)
後からミスったなーと思ったのが2点。
ゲルドさんの目的の部分は、ちょっと失敗したなーと
もう少し前にそれらしいことを匂わす発言させとくべきだったと。
伏線の貼り方が甘かったと反省。
もう一点は、生まれてくる子供。
素直にオークにするべきだったかも…と。
この世界の設定として、
昔はエルフ種が世界を支配していて、
堕落した一部のエルフが変異してオークやゴブリンの祖になった。
という感じだったので、先祖返り的な意味で
生まれたのはダークエルフに…という感じになりましたが…。
醜いオークを産ませた方がエロかったかも…どうだろう…?
でもゲルドさんの目的がスーパーオーク人作成だったので、
生まれたのが普通のオークじゃないほうが、絵的には分かりやすいのではとか。
それに醜いオークを産む場合、ヒロインが嫌がってる方が引き立つと思うので、
その点でもクラウディアさんは嫌がってないのであまり効果的でもないだろうと。
そんなこんなで、ああなった訳ですが、醜いオークを産むのを期待していた方は申し訳ありませんでしたm(_ _)m
まああれはレアな成功例で、今後当然ただのオークの子もたくさん産むのですがw
●まとめ
全体の構想としては1~5話で落として、6話で上げて、最後でもう一度落とす
という感じの構成になっております。
堕ち続けるよりも一旦上げたほうが、より堕ちた時の落差が効くと言う観点から。
6話で一度上げたためか、ハッピーエンドを望む方には
期待させてしまったようで申し訳ないです(-_-;)
ハッピーエンドにするにはどうすれば良かったでしょうかね?
罠にかかった時クラウディアさんは、みんなを見捨てて逃げる方が、
大局でみれば正解だったかもしれないですね。
ゲルドさんの性格的に騎士団は人質として利用するので、殺される可能性は低く、
逃げて国を取り戻し、改めて軍を派遣できれば良かったのですが、
そんなの分かるわけないですしね(-_-;)
彼女はどんなに強くても、いち騎士でしかなく、
戦術的に負けなくとも戦略的に上回るタイプのゲルドさんには、
そのへんで勝てなかった感じでしょうか…。
仮に逃げる判断をするようならヒロインとしての魅力は下がる気もしますし…
なによりエロい展開にならないッッッ!
エロを入れつつハッピーエンドに持っていくのは、なかなか難しいですね(-_-;)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そんな感じで完結となったエローナですが、
思った以上に反響があるようなので、このまま終わらしても勿体無いかもなー、
でも続編のアイディアないしなー、とか思っていたのですが…
出たわアイディアw
思いついた以上描きたくなるのが作家の性。
もし可能なら続編もと考えています。
(まあこのネタにOKでるかわかりませんが(-_-;))
が仮に描くとして、すぐ描くかというと悩みどころ。
できれば間に2、3本別のを描きたいなと。
描きたいネタが結構溜まってるのと、
宙ぶらりんになってる前に描いた3本を単行本に収めた本を出せればと思っていますが…。
…ただ内二本が百合ネタなので、一冊にまとめて良いのかな…?とも。
百合好きの方にとっては他の話がきつい場合もあるでしょうし、どうしたものか
百合だけでまとめるとなると…本になるの何年後になるんだろ?って感じですし(-_-;)
でも読者的にはすぐ続きが読みたいとかもあるだろうし…
悩ましい!
一本くらいクッションとして描くのはありだろうけど
本にするには圧倒的に足りないし
あー
うー…
そもそもまだ続編の練りが甘いし…
むーん…
とりあえず単行本作業ですね。
オマケも描きたいと思いますので、まずはそれを練ります。
どうぞお楽しみに!